看板広告とは?種類や月額費用の相場、効果などを徹底解説!
「看板広告の出稿に興味はあるけど、まだそこまで詳しくない」
「看板広告はどんな特徴があるのだろう」
このような悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな方に向けてこの記事では看板広告の種類や月額費用の相場、効果などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
看板広告とは?
看板広告とは、企業や店舗、サービスを宣伝するために屋外に設置する看板のことです。
設置エリア内で不特定多数の消費者の目に繰り返し留まるため、訴求力が高く、多くの看板が自社の認知度の向上や集客数の増加を目的に利用されます。
一般的には初期費用にあたる製作・設置費と維持するための広告費がかかります。
ポスティングやDMなどと比べてコストはかかるものの、露出度が非常に高く、長期的な宣伝効果や高いブランディング効果が期待できる広告手段です。
看板広告は8種類ある!
看板広告は大きく分けて
・野立て看板広告
・壁面看板広告
・屋上看板広告
・突き出し看板広告
・駅看板広告
・デジタル看板広告
・電柱看板広告
・店舗看板広告
の8種類があります。
ターゲット層やアピール内容により、適切な看板の設置場所や種類は異なります。
1.野立て看板広告
野立て看板広告は建植看板広告とも呼ばれており、地面に支柱を立てて設置される自立した看板のことです。
店舗や企業から離れた位置に設置し、歩行者や運転者に建物までの誘導を目的に使われることが特徴です。
土地探しから設置まで一から行うと数十万円規模の費用がかかることもあります。
既に設置されている看板であれば設置費用を大幅に抑えることができ、月に数万円ほどの広告費で掲出することができます。
また、地方であるほど料金が安くなる傾向があります。
2.壁面看板
壁面看板広告とは、建物やビルの壁に設置する看板広告のことです。
地上に近い高さに設置されている場合が多く、店舗や企業の事業内容を宣伝できるのが特徴です。
大きさや設置場所は様々で、目的と発信したい情報量に合わせた自由度の高い使い方が可能です。年間契約の場合が多く、費用は月に数万〜数十万円です。ひと月単位の契約ができるケースもありますが、初期の製作費用がかかることを考慮すると半年や一年単位での契約がおすすめです。
3.屋上看板広告
屋上看板広告とは、ビルの屋上に設置された看板広告のことです。
視認性が高く遠くからも見えやすいため、多くの人に認識されやすいことが特徴です。
細かいメッセージの発信には向いていませんが、大きく目立つため高い広告効果が期待できます。そのため、主に企業名やロゴなどを掲示し、お店や企業の知名度アップに利用されることが多い看板です。
4.突き出し看板広告
突き出し看板広告は建物やビルの壁から垂直に突き出して設置された看板広告のことです。
ビルに入っている企業の広告や店舗の目印として設置されることが特徴です。
歩行者の目につきやすく、集客力の向上が見込めます。また、建物から突き出して設置するため表示面に規制があります。突き出し看板の多くは商品やサービス内容より、店舗名や企業名そのものの広告として使われます。
5.駅看板広告
駅看板広告とは、駅構内やホームに設置されている看板広告のことです。
不特定多数の駅や電車の利用者に対し効果的に宣伝できます。歩行者や立ち止まった人の目に留まりやすく、ターゲットに繰り返しサービス内容や店舗について詳細にアピールできることが特徴です。
また、設置する駅や看板のサイズによりコストは大きく変わるため、予算やターゲットに合わせて設置場所を選びましょう。
6.デジタル看板広告
デジタル看板広告は、動画などデジタル技術を活用した広告のことです。
壁面看板に多く用いられ、大画面で強いインパクトを与えることができます。リアルタイムで広告内容を変えることができるため、最新の情報提供や双方向のコミュニケーションが可能です。
デジタル看板広告は、商業施設やイベント会場、交通ハブなどでよく利用され、注目を集めている宣伝方式です。表示内容が変わっても張り替えや塗り替えする必要がないため、メンテナンスコストを気にせず最新の情報を発信できます。
7.電柱看板広告
電柱看板広告は、電柱・街路灯など垂直の構造物に掲示する広告のことです。
コンパクトなサイズで目につきやすい位置に配置され、歩行者や車からも見やすいのが特徴です。
電柱看板広告は、特定のエリアの住民や歩行者に直接メッセージを送る際に効果的です。
選挙ポスターやセール、キャンペーンなどの広告を簡易的な構造物に提示するものも含まれます。他の看板広告に比べ、気軽に設置できるのが良い点です。
8.店舗看板広告
店舗看板広告とは、店舗の敷地内や店舗の外壁などに設置する看板広告のことです。
ほとんどのものが店舗の営業時間やメニューなどを通行人に向けた内容を掲示していることが特徴です。
実際に店舗を利用する人や通行人に対して細かい情報をアピールすることが可能です。レストランやカフェなどの飲食店にとっては、来店のきっかけにもなる重要な看板広告でもあります。
看板広告の種類についてはこちらの記事をご覧ください↓
看板広告の種類は8種類!料金相場や各看板の効果を徹底解説!
看板広告の月額費用の相場
看板広告の種類やデザイン、設置する場所によって費用は大きく異なります。また、多くの看板広告は製作・設置費に加えて維持するための広告費がかかります。
以下の表では広告看板のおおよその費用をまとめました。
※当社の費用相場と必ずしも同じではありません
看板広告の種類 | 製作・設置費の相場 | 広告費の相場 | 補足 |
---|---|---|---|
野立て看板広告 | 10~50万円程 | 2~20万円程 | 簡易なものから長期間使用を前提としたものがあり、価格に幅がある |
壁面看板広告 | 10~200万円程 | 5~50万円程 | 仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動 |
屋上看板広告 | 50~200万円程 | 20~60万円程 | 大型の看板を高所に設置するため設置コストが高くなる |
突き出し看板広告 | 10~50万円程 | 5~20万円程 | 仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動 |
駅看板広告 | 20~50万円程 | 15~1,000万円程 | 媒体種類・掲出期間により大きく変動 |
デジタル看板広告 | 10~500万円程 | 10~50万円程 | 映像の制作費、屋内媒体か屋外媒体かで大きな差が出る |
電柱看板広告 | 1.5万円~ | 1,500円~ | コンパクトで設置しやすいため他の看板に比べて安価 |
店舗看板広告 | 10~300万円程 | ― | 仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動 |
看板広告の費用についてはこちらの記事をご覧ください↓
看板広告の費用相場はいくら?屋内外ごとの月額料金や費用対効果を徹底解説
看板広告を掲載するメリットと期待できる効果
看板広告は、同じ場所で一定の期間掲載されることにより持続的な広告効果が得られます。以下では、広告看板を掲載することによるメリットと、期待できる効果について解説します。
不特定多数の人からの認知度を上げられる
看板広告を掲載するメリットとして、主に不特定多数の人からの認知度を上げられる効果があります。
建物の屋上や壁、駅、道中などに設置されることにより、歩行者や運転者の目に留まりやすく、店舗や企業名、その所在地が認知されやすくなります。
単純接触効果によって好感をもたれるきっかけになる
看板広告は、掲示期間中は常に一定の場所に設置されています。
そのため、日常的に何度も同じものを繰り返し見ることにより、その商品やブランドに対して好感度や信頼感が高まる単純接触効果が期待できます。
屋外広告は街中に溢れており、普段から誰でも簡単に目にする機会が多いため、商品や企業に好感を持つきっかけを作れるでしょう。
ターゲットを絞って訴求できる
看板広告はターゲットを絞って訴求することができます。
例えばオフィス街に看板広告を出した場合はビジネスマンにターゲットを絞ることができますし、原宿など若者が多い街に看板広告を出せば若年層にターゲットを絞ることができます。設置場所によってターゲットを絞ることができる点も看板広告のメリットの一つです。
道案内としても使える
看板広告は道案内として使うこともできます。
大通りに「この先右折⚪︎メートル」などの看板を立てることにより、少し離れた位置にある店舗への道案内に有効です。
さらに、看板が歩行者や運転者の目に留まることにより、大通りから離れたところにある店舗の存在をアピールする効果も期待できます。
看板広告を掲載するデメリットと注意点
続いて、看板広告を掲載する際のデメリットや注意点についてご紹介します。
看板広告を設置する前にメリット以外の、デメリットや気をつけるべきことについてもしっかり把握しておきましょう。
劣化によるメンテナンスが必要
看板広告は劣化によるメンテナンスが必要です。
メンテナンスせずにそのまま放置すると、日光による色褪せで看板の視認性が悪くなってしまったり、老朽化などにより破損してしまう危険性があります。
屋外広告物許可申請をした看板であれば、1〜3年ごとに許可更新の案内が届きます。近年は有資格者による安全点検が義務付けられているため、しっかりとメンテナンスを行いましょう。
広告効果測定が難しい
看板広告を設置することによって、どれくらい集客率や認知度が上がったのか測る広告効果測定が難しいとされています。
例えば、インターネット広告は、広告の表示回数やCVR(成約率)等で広告の効果を測定できます。一方、看板広告はオフラインの行動であるため、看板広告の影響による認知度の向上などを正確に把握することは難しいと考えられています。
場所によってはデザインを制限される
広告看板を設置する場所によってはデザインを制限されてしまう場合があります。
地域や行政によって条件は異なりますが、屋外広告物条例によるサイズの制限や、街の景観を損なわないように、色彩の制限が存在します。
例えば、京都市では景観を損なわないように、チェーン店などで見られる鮮やかで目立つ色の広告物デザインが、ベージュや茶色などにアレンジされています。もし広告物について分からないことがある場合は市町村に問い合わせるのがオススメです。
看板広告を設置する流れ
最後に、看板広告を設置する大まかな流れについて説明します。
まずは、広告を訴求する客層を絞り、そのターゲットによって看板の設置場所を決定しましょう。
次に、設置場所の法令や条例を確認し、その規則に沿った看板のデザインや大きさを決めます。
このとき、サイズが一定の基準を超えたり、派手なデザインである場合は屋外広告物許可申請、道路占有許可申請、工作物確認申請などの手続きをしましょう。
申請の許可が通ると許可通知書が届くので、看板の設置完了後に工事完了届を提出して終了です。
看板広告選びで迷っている方は東海廣告へご相談ください!
看板広告は、視認性が高く、消費者に自社の情報を繰り返しアピールすることができます。
新聞広告やテレビCMなどのメディア広告に比べ、街中にある看板広告は日常的に目に留まりやすく、消費者に対し親近感が沸く単純接触効果がより高いとされています。店舗や企業の認知度や集客力の向上、商品の売り上げアップを目指している方は、ぜひ看板広告の設置を検討してみてください。
東海廣告は屋外広告の自社看板枠が東海エリア最多の7,000件以上ある業界のリーディングカンパニーです。看板広告のことならお気軽にお問い合わせください!