看板広告の費用相場はいくら？屋内外ごとの月額料金や費用対効果を徹底解説

「看板広告を出稿したいけど費用感を知りたい」
「看板広告の種類によってどれくらい費用の差があるのか知りたい」
このような悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな方に向けてこの記事では看板広告の種類ごとに月額費用の相場を解説します。ぜひ参考にしてください。

看板広告の特徴

看板広告とは、企業や店舗・サービスなどの宣伝を目的に設置された看板のことです。駅や建物の壁、大通りなどに設置され、屋上看板やスタンド看板など様々な種類があります。
オフライン広告の中でも露出度が非常に高く、長い期間掲示される場合が多いためブランディング効果や宣伝効果が期待できる、訴求力の高い広告手法です。

主な特徴には以下のようなものがあります。

1. 不特定多数の人々からの認知度を上げられる
2. 単純接触効果によって好感をもたれるきっかけになる
3. 費用対効果が高く、長期的なリーチが可能
4. 高い到達率で幅広い層にアプローチ
5. ブランド認知を高める効果がある
6. 認知負荷が低く、瞬時にメッセージが伝わる
7. 地域密着型の広告として親和性が高い

以下で看板広告の特徴をより具体的に解説します。

1. 不特定多数の人々からの認知度を上げられる

多くの看板広告は、建物の屋上や壁、駅などの特定の場所に長期間設置されます。そのため、日常的に不特定多数の人々の視界に入ることが多く、企業や商品の認知度の向上が期待できます。設置場所を人通りの多いエリアにするとより多くの人の目に留まるため、高い宣伝効果が得られるでしょう。その反面、駅などに広告を掲示する際には利用者数が多い駅であるほど費用は高額になるので注意が必要です。

2. 単純接触効果によって好感をもたれるきっかけになる

看板広告は、掲載されている間は同じ場所に設置されています。歩行者や運転者が繰り返し見る機会が増え、その店舗や企業に対して好感度が高まる単純接触効果が期待できます。また、近くの場所に複数の種類の広告を組み合わせることによって、より高い効果が得られるでしょう。

3. 費用対効果が高く、長期的なリーチが可能

看板広告は、一度設置すればメンテナンスコストが比較的低く、長期間にわたって多数の人々にアプローチできます。そのため、他の広告手法に比べて費用対効果が高く、少ない予算で最大限の露出を得ることが可能です。特に都市部や交通量の多いエリアでの看板広告は、低コストで持続的なリーチを期待できます。

4. 高い到達率で幅広い層にアプローチ

看板広告は、公共の場所に設置されるため、日常的に通行する歩行者や運転者など、特定のターゲット層以外にも自然とリーチすることができます。地域や交通量に応じて効果的に配置することで、特定の広告ターゲットに高い到達率を誇り、幅広い層にアプローチできる点が大きな強みです。

5. ブランド認知を高める効果がある

説明文: 看板広告は、その高い露出度によってブランドの名前やロゴを繰り返し見せることで、消費者にブランドの存在を印象付ける効果があります。ブランドイメージを視覚的に浸透させるために、シンプルかつインパクトのあるデザインが有効です。認知度を高めたい企業にとって、看板広告は有力な選択肢となります。

6. 認知負荷が低く、瞬時にメッセージが伝わる

看板広告は、シンプルなメッセージやビジュアルを使用するため、消費者に対する認知負荷が低く、一目で内容が伝わりやすい特徴があります。露出度が高い分、メッセージを複数回目にすることで、消費者が自然に内容を理解しやすくなるため、認知度向上に効果的です。

7. 地域密着型の広告として親和性が高い

看板広告は特定の地域や場所に密着したメッセージを発信するのに最適です。地域住民やそのエリアを日常的に通る人々に向けて訴求することで、親しみやすさや地元感を高め、企業や店舗への関心を喚起します。地域性を活かした広告展開は、地元密着型のビジネスに特に有効です。

看板広告の月額費用の相場【種類別】

看板広告を掲載するためには、初期の製作・設置費と、毎月の広告費がかかります。
以下では看板広告の種類別に費用の相場を紹介します。
※当社の費用相場と必ずしも同じではありません。

野立て看板広告（建植看板）の費用相場

野立て看板広告（建植看板）は、同じ市区町村であっても、人通りの多い駅前と人気の少ない奥まった場所では、数倍～数十倍の費用の差があるケースもあります。同じ地域内であっても、野立て看板広告を設置する際には事前に確認をしましょう。

製作・設置費の相場：10～50万円程
広告費の相場：2～20万円程
補足：簡易なものから長期間使用を前提としたものがあり、価格に幅がある。

壁面看板広告の費用相場

壁面看板はライトで照らすものやそうでないもの、LEDで画像や動画が表示されるデジタルサイネージなど、様々な種類があります。看板の種類や設置場所、サイズによって費用も大きく異なります。

製作・設置費の相場：10～200万円程
広告費の相場：5～50万円程
補足：仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動。

屋上看板広告の費用相場

ビルや建物の屋上に設置される屋上看板広告の費用は、設置する場所によって大きく異なります。中でも、高速道路沿いの屋上看板は幅広いエリアにアプローチできるため人気の屋上看板です。交通量の多い都会であるほど費用は高くなる傾向にあります。製作にかかる金額が大きく、多くの場合契約期間は1年単位です。

製作・設置費の相場：50～200万円程
広告費の相場：20～60万円程
補足：大型の看板を高所に設置するため設置コストが高くなる。

突き出し看板広告の費用相場

突き出し看板はテナント物件とセットで貸し出されている場合が多く、賃貸契約で定められた看板の利用料がかかります。利用料の相場は表示面積と立地によって異なります。また、道路の上に突き出ているため、道路法により道路占有料を支払う必要がありますが、貸し出しの場合は利用料に含まれている場合もあります。

製作・設置費の相場：10～50万円程
広告費の相場：5～20万円程
補足：仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動。

駅看板広告の費用相場

駅看板は半年〜一年の契約期間である場合が多く、駅の利用人数の規模によって費用は大きく異なります。1日の利用人数が多い駅ほど、月額費用が高額になる傾向があります。また、同じ駅内であっても設置場所によって費用は変わるため、事前に金額を確認しましょう。

製作・設置費の相場：20～50万円程
広告費の相場：15～1,000万円程
補足：媒体種類・掲出期間により大きく変動。

デジタル看板広告の費用相場

デジタル看板広告は、動画や静止画を動的に表示できるため、高い視認性と訴求力を持っています。特に交通量や人通りの多い場所での設置が効果的です。設置場所や看板のサイズ、使用するデジタル技術の種類によって大きく費用が異なりますが、一般的にデジタル看板は初期費用が高い一方、運用や内容の変更が簡単で柔軟性が高い点が魅力です。

製作・設置費の相場：50～300万円程
広告費の相場：10～100万円程
補足：ディスプレイの解像度、場所、期間により大きく変動。

電柱看板広告の費用相場

電柱看板広告は、地域密着型の広告として特に効果的です。通行人やドライバーに対して視認性が高く、主に飲食店や小売店などの地元ビジネスが利用します。広告のサイズや設置エリアにより価格は変わりますが、他の広告手段に比べてコストを抑えつつ継続的な露出が可能です。

製作・設置費の相場：1.5万円～
広告費の相場：1,500円～
補足：コンパクトで設置しやすいため他の看板に比べて安価。

店舗看板広告の費用相場

店舗看板広告は、直接店舗を訪れる顧客や通行人に対する重要な視認ツールです。店舗の入り口や壁面に設置される看板は、そのデザインやサイズによって集客効果が大きく変わります。素材や照明の使用、デザインの複雑さによって製作費が変動し、外観に統一感を持たせることがポイントです。

製作・設置費の相場：10～300万円程
広告費の相場：自店舗の看板の場合は不要
補足：仕様や設置位置、照明の種類等によっても大きく変動。

看板広告の費用にはどのような料金が含まれる？

看板広告の費用は一般的に上記でご紹介した月額費用、デザイン料、看板の製作費、取り付け工事費、場合によっては申請手数料などを合わせた金額になります。

続いて、看板広告にかかる費用についてそれぞれ詳しくご紹介します。

業者や個人のデザイナーに依頼するデザイン費用

看板の企画やデザイン費用は、依頼先によって異なります。看板のデザインは一般的に「個人デザイナー」「デザイン会社所属のデザイナー」「看板会社所属のデザイナー」のいずれかに依頼します。

個人デザイナーに依頼する場合の費用相場は3万円からで、著名なデザイナーであるほど金額は高くなる傾向にあります。デザイン会社の相場は4万円から、看板会社であれば2万円〜程度とされています。
依頼先やデザインによって費用は大きく異なるため、事前に確認しましょう。

材質やサイズによって変わる製作費用

看板広告の製作費用は、材質やサイズによって異なります。看板の骨組みに使用する材料は木材なのかアルミなのか、また、同じ材料であっても看板が大きくなるほど費用は高くなります。

看板の材料は初期費用がかかったとしても、長期的に看板を掲示することを考慮して劣化しにくい素材を選ぶことがオススメです。同じ製作方法であっても依頼する会社によって費用が異なるケースも多いため、複数の会社で見積もりを比較しましょう。

足場・資材・作業などの工事費用

看板広告を作る際には、足場代・資材代・作業代などの工事費用もかかります。一般的に工事に必要な人数が多いほど費用は高くなりますが、設置場所や立地によっても金額は異なります。

屋上広告のように看板を高い位置に設置する場合は足場を組んだり、看板や足場を運搬する作業車が必要になるため、費用がより高くなります。また、交通量の多い場所に設置する際は警備員の配備費用がかかります。

屋外の場合は設置許可の申請手数料

看板広告の種類によっては、屋外広告物申請という設置許可が必要になる場合があります。屋外広告は街の景観に影響を及ぼしたり、倒壊や落下するリスクがあり、自治体が適切な管理をするために許可申請が必要になります。

多くの場合、看板広告の管理業者が申請を代行してくれます。代行手数料はかかりますが、自身で行政書士に依頼するよりは安価に済む場合が多いため、任せてしまうと良いでしょう。

看板広告の契約で費用に関するトラブル対策

看板広告の契約の際に、費用に関してトラブルが起こる可能性があります。
事前に対策をして、できるだけトラブルを未然に防ぎましょう。

ビルや店舗管理会社に連絡を入れる

看板広告を設置する際には、設置するビルや店舗管理会社に連絡を入れましょう。
無断に看板広告を設置してしまうと、看板そのもの以外にも責任などに関するトラブルに繋がります。

落下による保証を確認する

店舗で設置した看板は、設置店舗が責任を持つ必要があります。一方、建物に既に設置されていた看板は貸主が所有・管理している場合は貸主が責任を負います。

しかし、店舗を借りる前から既に設置された看板であっても責任を負わなくてはならない場合もあります。契約書に責任の所在が明記されていない場合は、借主が負担することになるため注意しましょう。
看板を設置している会社は施設賠償責任保険に加入すると、看板落下による事故について保証されます。看板を設置する前に保険の加入について検討しましょう。

依頼する業者が屋外広告業登録されているかを確認する

看板広告の設置を依頼する際は、依頼先の業者が屋外広告業の登録をしているか確認しましょう。

屋外広告業登録制度とは、屋外広告物に関する知識を有する業者のみが工事に関わることで、適切な屋外広告物の表示や設置を推進することを目的にしたものです。屋外広告業に登録済みの業者に依頼することで、看板広告の設置に関するトラブルを防ぐことができるでしょう。

看板広告を設置する流れ

看板広告を設置する流れについて説明します。

はじめに、広告を設置する目的を明確にします。道案内、認知獲得、イメージアップなど、様々な目的があると思います。

次に、訴求するターゲット層を絞り、そのターゲットに適した看板の設置場所を決めます。

看板広告の設置場所を決めたらデザインを作成します。自治体の法令や条例を確認し、ルールの範囲内で看板のデザインを決めましょう。

デザインが決まったら、屋外広告物許可申請、道路占有許可申請などの行政手続きを行います。申請の許可が通ったら看板を設置し、工事完了届を出しましょう。

看板広告の費用でお悩みの方は東海廣告の無料相談へ！

この記事では、看板広告の費用の相場についてご紹介しました。

看板広告には様々な種類があり、設置場所や依頼する業者、使用する材料によって費用は異なります。

東海廣告は目に留まる看板広告でお客様の課題を解決へと導くことが強みの会社で、屋外広告の自社看板枠が東海エリア最多の7,000件以上ある業界のリーディングカンパニーです。

また、東海廣告は自社看板枠保有数が多いため、ご要望に合致した看板枠を高いコストパフォーマンスでご提案可能です。
※本記事の費用相場と必ずしも同じではありません。

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