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01302023
Category: 屋外広告物

今、屋外広告が見直されています!

今、屋外広告が見直されています!

屋外広告?時代はネット広告でしょ?と思っているあなたへ。
実は今、屋外広告が見直されているんです!

広告業界の動向

電通の発表によると、日本の屋外広告市場は新型コロナの影響で大幅に落ち込んだ2020年から順調に回復しており、2022年には、コロナ前の2019年を上回る水準で成長しています。

経済産業省が発表している「広告業界の動向」という統計資料からも、その堅調な成長ぶりが伺えます。

〈2022年10月速報の動向〉
当月の売上高は、451,675百万円で前年同月比▲2.8%と5ヶ月連続の減少となりました。
・増加に寄与した業務種類(寄与度順)
 インターネット広告は、113,067百万円で同+3.6%と25ヶ月連続の増加
 屋外広告は、5,780百万円で同+52.7%と3ヶ月連続の増加
 交通広告は、10,545百万円で同+21.8%と2ヶ月連続の増加

 海外広告は、1,662百万円で同+22.6%と3ヶ月ぶりの増加
・減少に寄与した業務種類 (寄与度順)
 雑誌広告は、15,979百万円で同▲31.9%と3ヶ月連続の減少
 テレビ広告は、110,606百万円で同▲4.1%と11ヶ月連続の減少
 折込み・ダイレクトメールは、34,245百万円で同▲9.9%と4ヶ月ぶりの減少
 その他は、110,640百万円で同▲2.4%と4ヶ月連続の減少
 SP・PR・催事企画は、43,437百万円で同▲2.2%と3ヶ月連続の減少
 新聞広告は、2,960百万円で同▲22.8%と2ヶ月ぶりの減少
 ラジオ広告は、2,755百万円で同▲8.8%と6ヶ月連続の減少

〈2022年11月速報の動向〉
当月の売上高は、459,001百万円で前年同月比+0.7%と6ヶ月ぶりの増加となりました。
・増加に寄与した業務種類(寄与度順)

 インターネット広告は、121,755百万円で同+5.0%と26ヶ月連続の増加
 その他は、99,394百万円で同+5.1%と5ヶ月ぶりの増加
 SP・PR・催事企画は、46,755百万円で同+2.2%と4ヶ月ぶりの増加
 屋外広告は、3,852百万円で同+18.7%と4ヶ月連続の増加

・減少に寄与した業務種類 (寄与度順)
 テレビ広告は、113,037百万円で同▲5.9%と12ヶ月連続の減少
 折込み・ダイレクトメールは、36,738百万円で同▲1.9%と2ヶ月連続の減少
 雑誌広告は、3,507百万円で同▲12.1%と2ヶ月連続の減少
 新聞広告は、18,473百万円で同▲1.5%と4ヶ月連続の減少
 交通広告は、9,724百万円で同▲2.2%と3ヶ月ぶりの減少
 海外広告は、2,838百万円で同▲7.0%と3ヶ月ぶりの減少
 ラジオ広告は、2,927百万円で同▲5.0%と7ヶ月連続の減少

出典:経済産業省 広告業の動向(特定サービス産業動態統計速報)

2022年11月は交通広告が3カ月ぶりに少々減少したものの、10月までは屋外広告・交通広告ともに連続で増加しています。

屋外広告の売上高が増加した理由

2022年は新型コロナの行動規制が緩和され、人々が外に出るようになりました。
そこで、アフターコロナを見据えたマーケティング施策を検討する企業等が

  • 長期掲出による反復訴求
  • 地域に特化できる
  • 強制視認という強いインパクト
  • 不特定多数に訴求できる
  • 他媒体とのメディアミックスが容易

といった理由から、認知拡大、集客(誘導)、ブランディング等の目的で屋外広告の掲出を始めたり、屋外広告の掲出量を増やした結果、売上高が増加しました。

また、インターネット広告用に制作した動画データを流用して屋外デジタルサイネージ(DOOH)に配信するという事例も多くなっています。

ほかにも

  • 屋外広告は種類が豊富で多様なニーズに答えられる(特に交通広告)
  • 屋外広告はマス4媒体やインターネット広告と比べて廉価
  • ホームページを検索させるきっかけになる

という理由や目的のもと、屋外広告の掲出が増加しています。

屋外広告からホームページへの誘導は可能?

屋外広告を見る人の多くは潜在顧客といわれる生活者ですが、この人たちの生活動線上に屋外広告を長期的に掲出することで、無意識的に脳に情報が刷り込まれます。繰り返し見るCMの歌を覚えてしまうのと似ていますね。

そしてニーズが顕在化したときに最初に思い出してもらう「第一想起の獲得」ができれば、ネットで検索され、ホームページに誘導することが可能となります。さらに、検索されたときのためにリスティング広告を出稿しておけば、より確実に自社サイトへ誘導することができます。

第一想起の獲得にはテレビCMをはじめとした4大マスメディアが有効と言われていますが、現代において、その選択は絶対ではありません。様々な広告媒体を目的に合わせて選択することが大切です。

まとめ

屋外広告が見直されたというより、コロナの巣ごもり需要が明けて「元通りの水準に戻った」とも言えますが、デジタルには無いスケール感やリアル感が改めて評価されて、コロナ前より大きく成長する勢いの屋外広告市場。

屋外広告はインターネット広告のようにデータを活用したターゲティングや効果測定が出来ない点をネガティブに捉えられることが多いですが、そもそも広告としての役目が違うため、単純比較すべき媒体ではありません。

これからオンライン・オフラインを駆使した広告・マーケティング施策をお考えの方は、目的に合わせて広告媒体を選定しましょう!

広告媒体の選定でお困りの方は、お気軽にお問合せください!